建築現場を通りかかった人がそこで作業をしている人に、
「今、何をしているのか」と質問した。
最初の作業員は「レンガを積んでいるんだ」と答え、
次の作業員は「壁を作っているんだ」と答えた。
次の三人目に聞いたところ、その作業員はこう答えた。
「神を讃える大聖堂を作っているのさ」。
これは主体性の重要さを
一番よく表しているもので、僕の好きな言葉でもあります。
レンガと書くとちょっと抵抗があったので、
僕はよくパズルに置き換えているんですが、
unreveのFC組織の「完成図」とは
経営者が描いたものを、一人一人の積み重ねによって創るプロセスです。
組織では従業員に。
フランチャイズでは加盟店に
それぞれパズルのピースが渡されます。
当然、一つのピースだけを眺めても
我々は何の意義も意味も見出せません。
しかし、その一枚のピースがなければ
一枚の絵は完成されませんよね。
個人が持つピースの重要性や、
全体の絵の「意味」を伝えるために対話は
組織には必要です。
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壁に掛ける経営理念というものは、
「どこそこに、こういった建物を建てます」という
結果論、設計書です。
そこには作る事の
「意味」や「思い」が欠けている。
逆を言えば、この「意味」や「思い」というものは
個人の幸福とリンクしているのではないでしょうか。
例えばこの絵の完成型が「年商1000億」とか
「一部上場」といった、特定の個人欲求だったとしたら、どうでしょう。
間違いなく、自分には関係ないと思うはず、
この「関係ない」という精神が組織を衰退させるのであって、
その状態で社外教育などでモチベーションを
上げようとするから、おかしくなるんですね。
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それを外部報酬として対応する
所もありますが、逆を言えばそれがないと
まとめられないということでしょう。
常に利益還元が約束される企業なら
話は別でしょうが、金の切れ目がリスクというのは
現在、最大のリスクではないかと思います。
何を作りたいのか、
また、そこにどんな「意義」があるのか。
組織のあり方を真剣に考えている方は、
一度見直してみてはいかがでしょうか。
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