2015/03/16

「市場のきっかけ」



「よく行かれるコーヒーショップは?」と聞けば、
多くの人がスターバックスと答えるでしょう。



世界一とも言えるカフェチェーン「スターバックス」は
1971年にシアトルで開業し、日本には1996年に第一号店が出来ました。



コーヒーのテイクアウト式の販売(シアトルスタイル)として
日本でのカフェブームのきっかけでもありますね。




今でこそ絶大な知名度があるのですが、
実は創業当時はこのように世界中に広がる(広げる)
と言うビジョンはありませんでした。




共同経営者であるジェリー・ボールドウィン、
ゴードン・バウカー、ゼブ・シーゲルが考えていたのは
コーヒーの豆を販売するだけのもの、



もちろん、そのコーヒー豆に対する
こだわりは持ってはいたんですが、
あくまでも職人的なままのビジネスだったんですね。




ではそのアイデアはなぜ実現したのでしょうか。
今日はそんな小噺でも。








さて、上記のアイデアを提案した人物こそ、
現在のスターバックス会長兼CEOであるハワード・シュルツ氏です。



当時の創業者達は
「コーヒーは自分の家で作って飲むものだ」と
シュルツ氏の提案を一蹴したと言います。



今や常識になっているシアトルスタイル、
(カップに入れて販売する商売)は成り立たない、と。
いつの時代も職人気質は保守的です^^



そこでシュルツ氏は会社を離れ、
独立の道を進んだのが、スターバックスの始まりなんですね。



☞ ☞



さて、こういった「●●は●●するものだ」という
常識のフィルターを外すことはとても大事ではないでしょうか。




ちなみに天の邪鬼な僕は、日常慣れ親しんだものに
つい「●●は●●するものなのか?」と思ってしまう癖がありまして、



会社員時代はこれが原因でよく怒られました(笑)
そりゃそうです、秩序を壊す張本人ですからね。




ただ、一人の寛大な上司から
「やって間違ったら、間違ったという経験になるよ」と
とてもありがたい言葉をかけてもらったおかげで
こうやって「フランチャイズは中小企業でもできるんだ」と
自信を持ってやっていけてます。




ホント、良い上司だったなぁ。。。



☞ ☞



ビジネスにおいてのアイデアの源泉は
それを欲しがる人がいるかどうかの「度合い」だと言われます。



自己中心的なものはあくまでも芸術の枠内、
市場と言うものは自分と他人の「境界線」にあるのでしょう。



よって、自分だけのこだわりを追求すれば、
それは単なる自己満足の作品だと批判されるかもしれません。





でもね。




強烈に欲しい商品(コンテンツ)を
作るには、やっぱり作り手の「強烈な情熱」が必要ですよ。



我々はつい欲張って「万人受け」というものを
狙ってしまいがちなんですが、



それをやればやるほどエッジは丸くなり、
コンセプトはぼやけてしまいます。



以前ならそれで良いかもしれません。
でも、現在の飽和した市場では
多分、支持は得られないんじゃないかな、と思うんです。




そういやビルゲイツは成功の秘訣は知らないけれど、
失敗の秘訣は「全ての人を喜ばせること」って言ってます。



理念という「幸福」へ向かう志向性がある以上、
商品やコンテンツまで万人受けを狙わなくていいんじゃないでしょうかね。




部分と全体。
うーん、やっぱここらへんの説明は難しいです(笑)



「後記」



ちなみに最近思ってるのが
「第一印象とは直感のことじゃないのか?」というもの。



そう考えるとフォーマルな定型モデルが第一印象ではなく、
その人らしいイメージを作れるかどうかですよね。



似合ってれば髭を生やそうが、髪が長かろうが、
染めていようが問題ないんじゃないかしらん。



そのうち「センス面接」とかあったりして。



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