2014/07/11

リゾーム構造基本講座①

こんにちわ、unreveの坂口です^^
今日はリゾーム派生組織についての基本講座です。


・人事システムをせっかく導入したのにうまく回っていない・・・
・コンサルに新しい人事制度を教えてもらったのに失敗した・・・


そんな声をよく聞ききます。
これは、ある完成モデルをそのまま当てはめた結果、起こります。


つまり完成度が高いがゆえに
実態としてうまく整合しない、ということです。
伝わってますでしょうか。



そこには導入のプロセスが原因だと考えられます、
それは人間である以上、無視できない部分です。


☞ ☞ ☞

これまでの企業がやっていた管理制度とは、
評価基準を統一させ、他の制度との整合性は
持っていませんでした、いわゆる「プロセス飛ばし」です。



僕が以前勤めていた会社でも、スキルアップや
モチベーションアップの為に、多くのOJTやOFF-JT、
通信教育や泊りがけの研修、QC活動を導入していました。



ただ、これを上手に活用する社員は少なく、
形骸化していたなぁ、と感じます。



企業方針と従業員の認識との大きな乖離、
これは企業が大きくなるにつれ、必ず起こる問題です。


それは乱雑かつ複雑になる管理をどうにかしようと
合理性や効率性を中心に考えすぎた結果起きるもの。


それをやってきけば必然的に「企業風土」が失われ、
人は目の前にある形式だけを、何とか、こなそうと考えます。


そこに、さらなる新しさを求めて
制度を導入してしまっても、それは一向に根づかないのです。






砂上の楼閣と言われるように、
これから先、積み上げ式では結果は変わりません。


よって組織を構成する一番のコアである
「人」を中心に考える必要があります。


当然ですが、人とは単純な機械ではありません、
そしてビジネスとは、その複雑な人間同士が織りなす結果です。


それを単純・単調・シンプルという画一の制度を作れば、
ある意味「コピー」を増やすように生産性が上がると
信じられてきましたし、確かに戦後では生産性が上がったのです。



今はまず無理です。仮にできたとしても、
そこには持続性は生まれません。


持続性(サスティナビリティ)を内包するには
流動可能な「器」を作ることであって、
その為には複雑系を組み込まなくてはいけないのです。



この「複雑系」がキーワード
です。複雑系で有名な創発などは、
現在物理学を始め、生物学、情報科学、社会学、経営学など
幅広い分野で用いられています。




この創発までのプロセスを
取り入れられないか、
と考えた結果、概念として完成したもの
」がリゾームです。





基本講座、次回に続きます^^

To be continued


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