今日は怠慢と頽廃の違いについて。
組織の規模が拡大している所は
一度チェックされてみてはいかがでしょうか。
「組織の隠蔽体質によって今回の不祥事が・・・」
といった報道をよく見ますよね。
こういった不正行為は、組織内の怠慢から
起きている場合が多いのです。
つまり「良くないと知りながら」、
内部で歯止めが利かない状態が怠慢なのです。
とは言え、この状態ではまだ組織内に
まだ健全性が残っています。
汚職、権力の乱用、えり好み人事評価・・・
そんなモラルの低下はどこでも起きますが、
正しい理念が、根っこ(リゾーム)まで
浸透していれば、修正可能な領域です。
無能な人間がトップになれば、すぐさま
その地位を追われ、汚職や不正は内部から
告発・摘発されるでしょうし、
赤字となれば、全社員に危機感が募り、
受けた損害を取り戻すような力が「自然に」働くでしょう。
家と同様、一時的な被害を受けたとしても、
基礎がしっかりしている限り、修繕できるのです。
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問題は「頽廃」です。
頽廃とは、モラルの低下云々ではなく、
「何が悪いか自体、分からなくなる現象」のこと。
当たり前のことが当たり前にならない。
つまり屋台骨自体が腐敗してしまっている、
これが頽廃的な組織の特徴です。
言わば、精神的な腐敗。
過激派政治団体や暴力団、オウムのような
宗教団体がその典型的な例ですが、
一部のメディア機関や国家官僚組織もまた、
頽廃していると言えますし、ブラック企業も
組織の風土が頽廃している場合があります。
いくら忠告しても、向こうには
確かな「正義」を持っているのが分かるでしょう。
そこで、さらに資源分配が加われば、
ますます強化されてしまいます。
前回書いたように、個人の価値観重視は
組織運営において、取り扱いが難しいのです。
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このように、間違った場の空気を受け、
間違った実践を一生懸命していたら
当然、間違った結果になります。
戦時中は上層部が「間違った空気」に
気付かなかった、つまり頽廃していたのです。
そうならない為にも、こういった「場の理論」は
方法論として、構築しないといけない。
ほったからかせば、自然に起きるのが
怠慢と頽廃ですので、積極的に
歯止めの仕組みを取り入れましょう。
詳しくは「弥栄モデル」を参照ください^^
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