「昨日の晩ご飯何食べた?」
と急に聞かれて「何だったっけ?」となってしまうのは、
記憶に残るような食事をしていなかった証拠かもしれません。
そもそも、記憶に残る味ってなんじゃらほい、と
今まで記憶に残った晩餐を思い出してみました。
そこで分かったのは2つ、
一つは
口に入れなくても想像できるのが条件。
つまり「頭の中でその味を再現できること」。
例えば「カレー」はその代表例ですね。
確実に、大半の人の記憶に残ってます。
つまり「リピート」とは、
味の先にあると思うのです。
煎じつめれば、人が外に食事を求めるのは
最終的にはこういった「記憶に残るか否か」
小手先のリピート戦術とは違い、
無条件の選別基準であり、逆を言えば王道です。
「客がリピートしないのは忘れられてるからだ」
と、コンサルタントは言われますが、
「顧客が忘れる」という「忘れる」と、
「だから関係性を」は、リンクするのでしょうか。
例えば「鰻を食べたい」と思った時、
あなたはどこに行きますか?
多分、「味の記憶」に残った所を選ぶでしょう。
再来店する動機は決して「手書きの手紙」を送った所ではない。
この場合「お客様は忘れるもの」という前提はおかしい。
顧客は記憶に残った味は間違いなく「忘れない」から。
だからこそ、記憶レベルに達したお店は
広告宣伝やリピート戦術が必要ないんですね。
カフェや居酒屋など、飲料がメインの場合は
これに「心地(体験)」が含まれますし、
短時間で済ませたいというニーズもありますので、
一概にはいえませんが、
記憶に残るものを提供するという
質的向上が、本来だと思いますね。
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