「現状がどうであれ、悲観することは一切ない」
人生とは何があるか分かりません。
そんな説法的な話を聞いてもいまいちピンと来ないのが
私たちの正直な感想ですが、
過去の成功者を見れば、
なるほど、と思わずにはいれません。
現在の有名FC企業もそういった歴史があります。
そして創業者は順調に成功していた訳ではありません。
例えばリンガーハットの米濱社長は小学生の時に
親の鮮魚卸会社が倒産、
大学受験に失敗した社長はその後兄と共に
トンカツ屋を創業、これが後に「浜勝」という巨大チェーンに成長し、
長崎ちゃんぽんもチェーン展開して成功します。
カレーハウスココ壱番屋の宗次社長、
孤児院で育ったのは有名な話です。
24歳で不動産と喫茶店を経営、その時喫茶店で奥さんが作った
カレーがヒットし、今の「ココイチ」となってます。
カギの110番で有名な上野社長も
27歳の時に始めた出張鍵屋、いわば露天商からのスタートです。
当時、まさかここまで巨大な企業に化けるとは、
誰も予想しなかったでしょう。
チェーン店(フランチャイズ)の元祖とも言えるKFC、
ケンタッキーの創業者であるカーネル・サンダース氏自身も
65歳で起業してあのような巨大企業になってますね。
「どん底の経験なんてしたくない」、「周りからバカ呼ばわりされたくない」。
現在、リスクばかりが先行し、そういった事を避ける傾向があるのですが、
どんなものにしろ、チャレンジするのは素晴らしい事だと思います。
いくつになってもその精神がある人は幸せです。
どん底を知っているからこそ、強くなれる。
何もない状態から始めたからこそ、実力が養われています。
最初から成果を期待しなくとも、
継続すればやがて実がなる、あとは時間の問題です。
FCチェーンの特性がスピード重視なのですが、
私は反面、継続重視のFCを提唱します。
トマトのタネを蒔いて、次の日に掘り起こして
食べる人がいないように、
FC構築が出来たとしても、
それがすぐにたくさんの実を結ぶ事はありません。
短期間に育てようとして、失敗している本部は
それこそたくさんあります。
ちゃんとした種をまき、それを大事に育てましょう。
経済成熟期にはそれが一番重要ですから。
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