2019/07/23
衰退するムラ
最近までとある企業と縁がありました。
一部上場企業で利益率は業界トップ、
さて一体どんな素晴らしい組織(仕組み)なのか、と。
結論から言えば正直、ちょっと、驚きました。
衰退する企業に共通するパターンは
共通性がある(参照:衰退の法則)。
端的に言えば閉鎖(ムラ化)していますね。
世界をムラ(身内)とソト(外部者)に分け、
身内には自分たちの作ったルール(掟)を
守ることを強要し、その常識から外れない
ようにさせる、と。「彼らは」ムラを盲信的に忠誠し、信頼しなければいけません。
それはどんなことがあっても「裏切らない」ということ。
身内のやることが間違ってたとしても絶対的に
協力し敵対する外部は許さないという精神は
必然的に外部者への軽視・攻撃へと繋がるのは
言うまでもありません。なぜなら外部の人間に
対する強い警戒心や敵対心、そして非常に冷淡な
態度を取ることがムラの評価に繋がるから。
そう考えるといじめもブラック企業の根幹も
こういった村社会に起因しているんじゃ
ないかしらん。「いじめ」がなくならないのは、
いじめる行為が、 あらゆるルールよりも
優先(称賛)されるからですよね
***
無害でカドの立たない空気を交換し
万事穏やかに従順に同調しながら
異質な人間を見つけたら排除しまくって
俺たちのムラを守って行こう!、という強烈な決意。
これって、どうなのかしらね。
「後記」
身内としてひいきされることで
得られる安心感は、とても危ういものです。
いつ「お前は身内じゃない」と排除されるか
わからないもの。そしてそうなれば今まで
自身がよそ者にそうしていたような扱いをされるから。
だからムラの人間は「ムラ八分」にならないよう
身内の顔色をうかがいながら生きているのでしょうね。
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