「私にはもう、失うものなんてない」
「私には今、守るべきものがある」。
両者はまったく真逆の状態ですが
どちらも強い力を発揮することができますね。
極論人一倍強くなる時って、このどちらかの時でしょう。
あなたはどちらの強さを持ってますか?
ちなみに前者のような怖いもの知らずの
人は失うものがないため思い切ったことを
平気でやれる、という強さを持ってます。
結果なんて関係ない。そうやって
全力で物事にぶつかっていくことで
新しい道を切り開いていくでしょう。
反面、守るものを持ってる人の強さは
「他者」がいるからこそ発揮するもの、
大切な人を守るという意思。
そんな「自分ではない誰かのため」を
思うことで生まれる力もまた、大きな力を出すことができますね。
この二つの状態は一体どちらが
強いんだろうかと考えたんですが、
僕は「自分以外」を守ろうと思った
人の方が底力があると思ってます。
なぜなら「失うものなんてない」
という強さは、潔くはあるのですが
自暴自棄(投げやり)と非常に近い場所にあるから。
もちろんそれでうまくいく場合もあるけれど
自分を(時には他人をも)大切にしていないので
傷つけてしまう時がある。
「傷つくことを恐れるな」というのは
強者(失うものなどないと思う側)の
価値観であって、多くは痛みを望まないんじゃないかしらん。
痛いものは痛いし、辛いものは辛い。
守る人を見ればそんな素朴な感情を
素直に受け止めている気がします。
***
失う覚悟より大切なもの、守るものを作ること。
「捨てる」より「積み重ね、創る」方が
何十倍も難しいですからね。
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