2017/10/31
強くなるとき
「私にはもう、失うものなんてない」
「私には今、守るべきものがある」。
両者はまったく真逆の状態ですが
どちらも強い力を発揮することができますね。
極論人一倍強くなる時って、このどちらかの時でしょう。
あなたはどちらの強さを持ってますか?
ちなみに前者のような怖いもの知らずの
人は失うものがないため思い切ったことを
平気でやれる、という強さを持ってます。
結果なんて関係ない。そうやって
全力で物事にぶつかっていくことで
新しい道を切り開いていくでしょう。
反面、守るものを持ってる人の強さは
「他者」がいるからこそ発揮するもの、
大切な人を守るという意思。
そんな「自分ではない誰かのため」を
思うことで生まれる力もまた、大きな力を出すことができますね。
この二つの状態は一体どちらが
強いんだろうかと考えたんですが、
僕は「自分以外」を守ろうと思った
人の方が底力があると思ってます。
なぜなら「失うものなんてない」
という強さは、潔くはあるのですが
自暴自棄(投げやり)と非常に近い場所にあるから。
もちろんそれでうまくいく場合もあるけれど
自分を(時には他人をも)大切にしていないので
傷つけてしまう時がある。
「傷つくことを恐れるな」というのは
強者(失うものなどないと思う側)の
価値観であって、多くは痛みを望まないんじゃないかしらん。
痛いものは痛いし、辛いものは辛い。
守る人を見ればそんな素朴な感情を
素直に受け止めている気がします。
***
失う覚悟より大切なもの、守るものを作ること。
「捨てる」より「積み重ね、創る」方が
何十倍も難しいですからね。
2017/10/29
スローライフ・・かなあ
天拝山山麓の森の中にある
レストラン「アラスカ」さんへ。
たまには自然に戻って、
スローライフを楽しむのも良いですね。
今月に入ってからというもの
目まぐるしいスピードで毎日を
過ごしてたので、あっという間に
一か月が終わったなぁ・・って感じです。
こういう時に「焦らずゆっくり行こう」
って言葉は無力ですね。自分に言い聞かせても
一瞬で「急げ!考えろ!」と上書き保存されてしまう(笑)
だったらそれを採用するしかない。
More haste, less speed.
全力疾走でトラック3周回ったおかげで
取りこぼしなく進めそうです。
2017/10/27
細かくならず、詳しくなる。
お店を利用した際の満足度や不満、
改善すべき点などを顧客目線で調査する
経営手法の一つに「ミステリーショッパー」と呼ばれるものがあります。
一般のお客様にまぎれて来店した調査員が
評価項目に沿ってチェックしそのレポートを
フィードバックするというもの。いつ来るか、
誰が来るかが分かりませんから本来のサービスが
把握できるんですね。
僕も以前、とある経営者の紹介で
覆面調査を依頼されたことがあるんですが
その調査項目の細かさと今までの履歴、
そしてそこからのフィードバック(指導)を見て
お断りしました。(詳しく書けませんが)改善と言う名のあら探しばかりでしたから。
「ここが汚れてる」
「ここの印象が悪い」
「この人の接客が悪い」
接客をはじめあらゆるサービスを事細かく
調べ、それを従業員に周知・指導することは
一見正しいようですが私にはちょっと疑問だったんですね。
ちなみにそこの店舗の業績は
かえって悪化しました。
こういったケースはたくさんあるのです。
ただそれとは逆に「業績が上がった」という話も。
さてみなさん、その違いはなんだと思いますか?
***
それはレポートの違いにありました。
全てではないのですが業績が上がったところは
「お店の悪い(改善する)所」だけではなく
「お店の良いところ」も沢山報告できる仕様だったのです。
そして改善点は「本質的なもの」だけに絞る。
すぐに着手できるものを「2~3つ程度」挙げるのです。
例えるなら「北風と太陽のあいだ」
くらいでしょうか。これを作った方は
人間のことがよくわかってるなーと、思いました。
*
従業員のモチベーションの源泉は
外部からの指導ではなく本人の自信や余裕、
機械のようなチェック評価は逆効果でしょう。
もし上記のような調査をやってもうまく
行かなかったり教育カリキュラムの効果が
ないのであれば「詳しくなっているのではなく、細かくなっている」かもしれませんよ。
2017/10/25
「継業」という新しいバトンの渡し方
近年、企業の後継者不足が話題となってます。
黒字経営で顧客基盤もしっかりしているけれど
後継者がいないという中小企業が全国に
100万社以上もあるんですね。
個人事業主別で見れば約8割の方が自分の代で
辞めようと考えているというデータもあります。
その最大の原因は「継ぐ相手がいないこと」。
これって、すごくもったいないですよね。
そんな時代の背景から、地方を中心に
第三者へと事業を継ぐ「継業(けいぎょう)」の概念が広がっています。
継業はM&Aのような吸収合併(承継)と違い
後継者不在の経営者とこれから事業を始めたい
人とのマッチング、語弊があるかもしれませんが
「経営者への転職」のようなものです。
継ぎ手は0から起業するより投資を抑えることができ、
既存顧客や仕入先も引き継げるというメリットがあります。
また、今ある事業をそのまま引き受けるのではなく
必要な部分だけを必要なだけ受け継ぎ、時代に添った
形に編集していく自由さがあるのです。
通常のFCオーナーには「独自編集」の権利は
ありませんが継業にはその余白があるんですね。
ちなみに当事務所は業界で唯一個人事業のFC展開も
支援していますが、こういった「継業」としての 側面を持ってます。
***
起業当初、こういった柔らかな事業継承を
提唱していたけれどなかなか受け入れられませんでした。
でも今はそうじゃないな、と肌で感じています。
「後記」
それはまるで植物の育て方のよう。
そのまま育てることが難しいければ
接ぎ木をすればいい。一つの鉢に収まらなければ
別の鉢に株分けして、増やせば良いのです。
土と根幹さえしっかりしていれば、可能ですよ^^
2017/10/22
日々是雑記
Amazonが10月20日から29日までの
期間限定で銀座にバーを出しているようですが、
読者のみなさんの中で行かれたかたはいらっしゃいますか?
アマゾンは、何でも買える「巨大酒屋」だった
東洋経済さんのサイトより引用
~専用のタブレット端末からビール、ウイスキー、
赤ワインなど、お酒の種類だけを選択。
その後、「今の気分を一言で言うと?」
「今したいアクティビティは?」といった
選択式の質問に答えていくと、お薦めの銘柄が複数表示される仕組みだ。
注文するお酒を確定し、横にある端末から
レシートを発券。それをカウンターに持っていき、支払い・受け取りを行う~
引用終了
ビッグデータでお勧めのお酒を出すって、
実にAmazonらしい試みですね。
サイトを見る限りではカクテルバーではなく
角打ちに近いみたい。
ちょっと期間が短いので
行けなさそうですが、行くことがあれば
こちらでもレポしますね(^^ゞ
🍸🍸🍸
ちなみに気軽に立ち寄れる
カクテルバーと言えばムーンウォーク! (笑)
今月初頭には東京中野にも出店しましたので、
お近くにお越しの際は、ぜひお立ち寄りください♪
あと告知続きで恐縮ですが、
来月には中洲店で初のイベントも開催します。
福岡の皆方、楽しみましょう♪
●11月3日(金・祝)
200名ビッグパーティー
●会場:moon walk西中洲店
●受付:19:40
スタート:20:00~22:30
●料金:女性1500円 男性3500円
2ドリンク、バイキング式料理数品
台風の風がすご。。。。(゜゜)
2017/10/16
自分との約束ごと。
理性では肯定以外しようのないものでも
心情が、 ココロが納得しない。
逆のパターンだってありますよね。
やりたいのにやれない、言いたいのに言えない。
世界はいつも矛盾ばかり。
そんな葛藤を超えるため、
抜け出すための工夫って必要だと思ってます。
今日はそんなところから。。。
僕たちは個人的な意見を出すことを厳しく
制限させられる一方、自主的な活動や
意見を期待され、求められるという
矛盾した世界の中で生きてます。
他者から叩かれながら「出る杭であれ」と
求められるダブルバインド。企業しかり、
学校しかり、規模こそ違えど社会だって同じようなものでしょう。
例えば今のような選挙期間中は我々個人が
政治的な主張をしたり活動すれば厳しく
制限され、時には批判の対象になるけれど
政治的な意見を持たず権利を放棄すれば
無責任だと言われてしまいますよね。
業界で何か新しいことをはじめれば
批判の対象になるけれど、だからと言って
何もしなければそれは危険だと脅されてしまいます。
指示待ちではなく自主的に動けと上司から
言われながら自分勝手な行動は輪を乱す
行為だと咎められてしまったり・・・
エトセトラ、えとせとら。
そんな相反する要求の間を超えるには
知識ではなく独立独歩の精神が必要だと
個人的に思うのです。
***
それは分離、分断、分析ではなく、
疑いようのない僕のシンプルな望みを
否定しないこと。それには自分との約束が大事ですね。
ちいさな望みでも大切に。
やがて羽が生え、魂にとまるのだから。
「後記」
こう言った矛盾した場の支配を
辿っていくと、根幹には親の干渉が
あるんじゃないかと個人的に思ってます。
好きなようにしなさいと言われ、
好きにやったら怒られた。
怒らないから素直に言いなさいと
言われて素直に話したら怒られた。
自分で選びなさいと言われたけど、
選んだものを否定された。
そんな経験、ありませんか?
社会ってもしかして・・・
大きくなった「幻想の親」かもしれませんね。
2017/10/11
好きな背中
怒りの感情を出すこと。
他人の話を聞かないこと、拒絶すること。
これらは僕らが不当な扱いを受けた時や
権利を侵害されたとき、そしてどこかの
誰かが作ったルールを押し付けられそうな時に
沸き起こる「まっとうな感情」ですよね。
それを素直に表現し、抵抗することは
適応するより何倍も苦しくて大変だけど
そんな人たちが不適切な状況を取り除き、
限定された世界を解放してくれるんです。
怒り、迷い、葛藤。
拒絶、社会不適合、孤独・・・
それって、ホントにネガティブなの?
ホントはとっても健全なものじゃないの?
自分だけの道を歩く人っていつも最先端、
周囲からすれば孤独な人に映るかもしれない。
でも、その人はたくさんの希望を背負ってる。
僕はそんな人の背中を見るのが大好きです。
***
自分の感情を押し殺して無理矢理
従っている人からすれば反社会的だったり
ワガママな態度に見えるものであっても
自己の中心からくるのであれば、認めよう。
自責の念、反省とか後悔だってそう。
それは自分自身の道を探し出すために必要なもの。
執着していいじゃない。
依存だって、悪くない。
だってそれは
確信(依存)によって貫かれた意思(執着)だから。
2017/10/09
神無月、徒然なるままに。。。。
あさくまさんで…
学生ハンバーグにエビフライをトッピング🙂
九州ではここにしかない
「ステーキのあさくま」、
こちらのオーナーさんとは
直接的ではないけど縁があります。
サラダバーの種類が多いので
どれ取るか迷う(´-`).。oO
2017/10/05
drive@山口
山口県は長門市にある元乃隅稲成神社へ。
一昨年米国CNNで「日本の美しい風景31選」に選ばれ、
世界が認める絶景として注目を浴びるようになった神社です⛩
稲荷神社は全国で四万社(!?)ほどあるけど、
「稲成」神社は二社のみとのこと。
目が眩むほど秋晴れの海に並ぶ
123基の鳥居・・・本当に美しかったです。
「稲成」神社は二社のみとのこと。
目が眩むほど秋晴れの海に並ぶ
123基の鳥居・・・本当に美しかったです。
ものすごい海風!
この時期に行くなら厚着することをお勧めします(笑)
さて、こちらの敷地内にある大鳥居には
上部に賽銭箱が設置されてまして、そこに
お賽銭を投げ入れ、入ったら願い事が叶うと言われます。
ユニークな神社ですね。
早速、僕もチャレンジしてみましたよ。
一回で入った✨✨✨
(いや、ほんとにホントにw)
🚙🚙🚙
その後、俵山温泉で疲れを癒し、
2017/10/03
自然の仕組みに逆らわない
組織って、人って本当に奥が深い。
部分は全体、全体は部分。まるで人の身体のよう。
部分をたくさん鍛えれば頑強になるけど
鍛えてばかりだと窮屈になってしまい
引っ張り過ぎれば伸びきったゴムのように
ブチンと千切れてしまう。何もしなければ
柔軟性はどんどん失われていくでしょう。
放任し過ぎてもダメ、関与し過ぎてもダメ。
きっと育児もそんなものですね。最適解という
意味での良い加減って、しなやかさの別名だ。
上質な筋肉は柔らかく、剛いように、
自然の仕組みに逆らわないものは
剛と柔を重ね合わせているんじゃないかしらん。
***
ライオンは必死にトレーニングなんて、しない。
でも彼は百獣の王様。
2017/10/01
感性の在り方を大切に。
来週末は様々な祭事が開催されてますね。
僕が毎年行ってる「長崎くんち」もその一つです。
ちなみに今年気になっているのは同日
熊本で開催される「水灯り(みずあかり)」。
日田の「千年灯」みたいなものですが
まだ行った事ないんですよね。
オフが一日しかないので
どちらにしようか、考え中。
どちらにしようかな、てんのかみさまの
いうとうり。。。。
うーん、いっそ二つ巡ってみるのもいいかも。
***
もう、いい年した大人なんだよね。
でも、いい年しても楽しみがあるって、素敵だよね。
以前はそんな童心の声と実年齢の声の
ギャップに戸惑ってたけれど、
最近は子供ゴコロを選んでしまいます。
だって小学生みたいにワクワクしている瞬間って、
年を重ねると本当に少なくなっていくもの。
たぶんそれって、とっても尊いもの。
なるべく自由にさせようと思ってます。
急がば回れ
私は無駄が嫌いである。
世間には勘違いしている人が多いが、「話を簡単にする」ということは「無駄を省く」ということではない。全然、ない。
急がば回れ。Walk don’t run と言う。ラテン語の古諺にはfestinatio tarda est 「急ぐことは遅れることである」というのもある。「話を複雑にした方」がほとんどの場合「無駄は省ける」のである。
というのは、話を簡単にして拙速で出した「成果」はだいたい失敗するからである。
後の始末が大変である。まず失敗を認めさせるのに時間がかかる。「早い話が」というようなことばかり言う徒輩は自分の失敗を認める段になると、こそこそ姿を隠したり、うだうだ言を左右にしたりして異常に「話を遅く」するのである。
誰とは言わないが、すぐに思い当たるはずである。すでに失敗しているプロジェクトを停止させるのに時間がかかり、それを適正な仕方で補正するのに時間がかかり、逸失利益を補填するのにさらなる時間がかかる。
内田樹の研究室より引用 http://blog.tatsuru.com/
最近の内田センセの記事。
そうそう、そうなんですよ師匠~と、
ひとり唸ってました(笑)
うちが「しなやかな組織」を作るために
5つのE(balance、sense、nuance、
essence、evidence)が必要だと言っているのも
端的に言えば「急いで回れる」ためなんですよね。