以前マキャベリの君主論について少し触れたが、
日本にも統治論(帝王学)が入ってきた時代がある。
それが貞観政要。唐朝の第2代皇帝
太宗と家臣のやり取りを収めた対話編である。
太宋のテーマは「草創と守文といずれが難き」
創と守、つまり「創業と維持」はどちらが難しいか?と言う事。
唐の基盤を築いた大宗はどっちも上手だった、
きちんとした基礎を作りきちんと収めた。
(後継者問題は苦労したようだが)
そんな偉人の対話であったからか
平安時代の貴族にとって必読書であった。
調べれば北条政子から江戸の徳川家康まで
長い間愛読され、日蓮も引用したと言われる。
ちなみに僕が見たのは場の空気の研究で
紹介した、山本七平が編集したやつだが、
その引用や伝承本が非常に少ない。
なぜだろう(゜゜)マ、イッカ
この貞観政要にある九徳は
簡単に言えば「加減」ですね。
1寛にして栗(寛大だが、しまりがある)
2柔にして立(柔和だが、事が処理できる)
3愿にして恭(まじめだが、ていねいで、つっけんどんでない)
4礼にして敬(事を治める能力があるが、慎み深い)
5擾にして毅(おとなしいが、内が強い)
6直にして温(正直・率直だが、温和)
7簡にして廉(大まかだが、しっかりしている)
8剛にして塞(剛健だが、内も充実)
9彊(きょう)にして義(強勇だが、ただしい)
なるほど。プラトンよろしくこういった
十思九徳を持った人間が国を治めれば
安泰であることを昔の偉い人は知ってたんでしょう。
1寛にして栗(寛大だが、しまりがある)
2柔にして立(柔和だが、事が処理できる)
3愿にして恭(まじめだが、ていねいで、つっけんどんでない)
4礼にして敬(事を治める能力があるが、慎み深い)
5擾にして毅(おとなしいが、内が強い)
6直にして温(正直・率直だが、温和)
7簡にして廉(大まかだが、しっかりしている)
8剛にして塞(剛健だが、内も充実)
9彊(きょう)にして義(強勇だが、ただしい)
なるほど。プラトンよろしくこういった
十思九徳を持った人間が国を治めれば
安泰であることを昔の偉い人は知ってたんでしょう。
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