2012/08/14

雪が消えれば

ソニーの創業者である井深大氏は
経営理念を大事に語った人の一人です。



氏は教育の重要性を語り、
企業理念にもそれが如実に表れています。

あと半分の教育―心を置き去りにした日本人/ごま書房
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一、不当なる儲け主義を廃し、あくまで内容の充実、
実質的な活動に重点を置き、いたずらに規模の大を追わず。


一、経営規模としては、むしろ小なるを望み、
大経営企業の大経営なるがために進み得ざる分野に、
技術の進路と経営活動を期する。


一、極力製品の選択に努め、技術上の困難はむしろ
これを歓迎、量の多少に関せず最も社会的に利用度の
高い高級技術製品を対象とす。


また、単に電気、機械等の形式的分類は避け、
その両者を統合せるがごとき、他社の追随を絶対許さざる境地に独自なる製品化を行う。





これら経営方針の一部を見れば、
創業者の言葉は時代を超えても錆びないことが分かります。



古臭い信念と言うのは大いに結構、
ただ、それを否定される筋合はない。




僕がやっているフランチャイズはあくまでも手段、
目的はこの国の失われた精神性を取り戻す事です。





最後に井深氏の著書の一節を。



国会議論で、おもしろい問答がありおましたな、


「総理、雪が消えたら何になると思いますか?」

「水になる」


「いや、雪が消えたら春になるのです」


知識の詰め込み教育だけでは、
春になるという答えが出ません。


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