2015/02/18
流されながら、抗いながら。
こんにちわ、坂口です^^
この間、部屋の掃除をしてたんですが、
ホコリって、すぐにたまりますよね。
床用シートはあっという間に真っ黒。
一体どこから・・・って感じです。
そういや、よくトイレ掃除をすると
お金持ちになると言われますね。
僕はその理由がよく分かりませんが、
掃除をすると、世界の無常感は分かります(笑)
今日はそんな小噺でも。
さて、我々は新しい秩序を維持する為、
毎日掃除のような行為を繰り返す必要があります。
なぜなら、熱力学の法則によって
エントロピーは絶えず増大していくからです。
例えるなら、砂浜に作った砂山のように、
波によって徐々に形が崩れていく、
そんな無秩序の波に抵抗するかのように、
我々は一時的な「秩序」を作り出そうと試みるのです。
作っては崩れ、作っては崩れ。
これが我々がやっている
あらゆる行為のなのでしょう。
まるで、カミュの「シーシュポスの神話」のようです。
頂上に到達した時点で転げ落ち、出発点に戻ってしまう大きな石を、シーシュポスは永遠に運ぶ。
閑話休題。
ちょっと神秘的(悲観的?)に見えますが、
言いたいのは孤立したシステム内において、秩序は常に失われる、ということ。
よって出入りのある開放型においては
逆にエントロピーの減少(秩序が増加する)可能性もあります。
これを発見したのが以前書いたイリア・プリゴジン。
我々は無常の中に常を生み出す唯一の存在でもあります。
組織もしかり。現在は無秩序の波が
非常に激しい時代ですから作った秩序は
すぐに崩壊してしまいます。
(IT関連なんてまさにそう)
故に、これからの時代は即興的に振る舞える
フットワークの軽い(流動性の高い)構造が必要でしょう、
これを根幹としたものが、リゾーム派生型組織です。
0 件のコメント:
コメントを投稿