2010/06/25
暖簾分け、日本流フランチャイズのすゞめ!
「日本流フランチャイズのすゞめ」とは
この国に長く息づく伝統の継承のこと。
こう書いてしまうと古臭く感じてしまいますが、
これからこの「日本流」の概念が大事になってくるのは
間違いないと思います。
なぜなら情報が溢れた今の時代ほど
この温故知新である「シンプルな価値」が
求められているから。
ではその「シンプルな価値」とは何か?
それが蓄積された実績を継承し、守るという
在り方に隠されていたんですね。
この国が桜が好きなのも、そんな一回性と
連続性を同時に感じるからかもしれません。
余談になりましたが、
今日はそんなところから。。。
さて、「フランチャイズ展開」と聞いて
イメージするのが「ブランドの形成」でしょうが、
当事務所では巷に溢れているような
「ブランディング」を目的にしたFCはやってません。
そもそも今のブランディングの概念は、
単に「目立つこと」だけを目的とした単純なもの、
手段である以上、いくらでも真似することができます。
確かに奇抜的なことをすれば一時的には
数は集まるでしょう、
しかしそれが「ブランド」になるか否かは
全くの別問題。本質はその奥にあります。
それが誇りであったり情熱(感性)。
他者の真似ではない、
自社だけが持つ「精神」ではないでしょうか。
☞☞☞
調べてみれば、この国には100年以上続く企業が
約2万社ほど存在し、中には数百年、千年続く企業もあります。
これは世界トップレベル。
まさにこの国が誇れる部分だと言えるでしょう。
ではその企業は上記のような
「目立つこと(ブランディング)」をやっていたのでしょうか?
もちろん、そんなことはやってません。
ただひたすら「事業の根幹」である暖簾を
守ってきたのです。
これこそ継承の本質であることから、
当事務所ではそれをフランチャイズに編集しました。
そんな簡単に形式化できないその精神と
向き合うことで初めて、自社の言葉で語ることができ、
それが真の「ブランディング」になるのです。